早いもので2024年もあとわずか。今年はホームページの改造から始まって情報発信に努めた1年でした。年初には能登地震が発生し、福井県内でも北部において地盤変形などで被害が出ました。また、嶺北においては福井地震以来の大きな揺れを観測し、建物の耐震性を不安に思われる方も多く、自治体の耐震診断・補強プラン作成補助事業に申込みが殺到しました。
思えば、今年は、耐震化の設計施工に始まり、耐震化の設計施工に終わったという1年でした。本日、仕事納めいたしましたが、設計作業としては残っておりますので、お正月休みはずっと図面や計算の毎日になると思われますw
耐震改修はお住まいいただきながらの工事ですので、年末年始を挟む場合にはどこまでで施工を止めるかが重要ですが、できるだけキリのいいところでしっかりと工事を中断できるようなスケジュールですすめた結果、なんとかご迷惑をおかけせずに、また、お客様には一部分でも新しいお部屋で年明けをお迎えしていただけるようになりました。
11月末に耐震改修のために解体したお部屋もしっかりと仕上がりました。
耐震改修での最大のポイントは「住みながら工事を行う」ということですが、工区をしっかり区切っていくことで、過度な負担を掛けないというのも重要です。部屋単位での工事の段取りは耐震改修では不可欠です。つまり、補強プランを作成するにあたっては、工事の流れをちゃんと見据えないと、生活にたいへんなストレスを与えてしまいます。工程を縮めることに重きを置くばかりに、建物の至る所の壁を壊していくようなことは、負担が大きくなるわけです。
さて、工事は本日で納めとなりましたし、全国的に仕事納めだったと思いますので、明日からはじっくりと設計に時間をかけていけると思いますw